2025.03.17

反抗期と向き合う方法

1.イントロダクション


「なんでそんな言い方するの?」「うちの子、こんなに反抗的だったっけ?」そんなふうに悩んでいませんか?
子供の反抗期は、成長の大切なステップ。
でも、毎日のようにぶつかっていると、親としても疲れてしまいますよね。
この記事では、子供の反抗期にどのように対応すれば、お互いの関係を悪化させず、むしろ信頼を深められるのかを解説します。
実際に試して効果があった方法や、選択理論心理学に基づいた対応策を紹介するので、「これならできる!」と思えるはず。
「反抗期=大変」と思いがちですが、見方を変えるだけで、ぐっと気持ちが楽になります。
子供が自分の意見を持ち始めるこの時期を、前向きに乗り越えるためのヒントをお届けします!




2.反抗期の基本を知ろう


反抗期はなぜ起こる?

反抗期は、子供が「自分は自分!」と自立心を持ち始める時期。
親の言うことを何でも素直に聞く時期を卒業し、自分の意志を確立しようとしているのです。
人は自分の行動を自分でコントロールしようとするもの。
つまり、反抗期の子供は「親の言いなりではなく、自分で決めたい!」という強い欲求を持っています。

「自分のコピーではなく、子どもは『個人』!」

つい、「自分の子供なのだから、自分の価値観を受け継いでほしい」と思いがち。
でも、子供は親のコピーではなく、ひとりの「個人」です。
「自分だったらこうするのに…」という視点ではなく、「この子にとって何が大事なのか?」を考えることで、親子の衝突を減らせます。
自分の反抗期を思い出してみるのも大切ですね。
私にもあなたにも、反抗期はありましたよね!
自分の親に対して違和感を感じたり、「全然私のことをわかってくれない!」「いちいちうるさい!」なんて思ってませんでしたか?
私はめちゃくちゃ思っていました(笑)

反抗期のメリットとは?

実は、反抗期は子供がしっかりと自立に向かっている証拠!
「反抗期がない子のほうが心配」と言われることもあるほど、健全な成長の一環なのです。
だからこそ、過度に心配せずに「この子は今、成長しているんだな」と前向きに受け止めることが大切です。
きちんと反抗期を経て成長した人ほど、自分の意見を相手に伝える能力や壁にぶつかったときに乗り越える力が強い気がします。


3.反抗期の子供への対応方法


まずは肯定的な相槌を

「言われなくてもわかってる!」「もう知らない!」「いちいちうるさい!」と言われると、つい感情的になってしまいますよね。
でも、まずは「そっか、そう思ったんだね」と肯定的な相槌を入れることが重要です。
子供の気持ちを受け止めることで、「ちゃんとわかってくれている」という安心感を与え、関係がこじれるのを防ぎます。
自分が反抗期だったころを思い出し、子どもと共有してみるのもいいかもしれませんね。
当時の自分はどんなことを、どんな風に言われたらいやだったかな?と振り返り、言い方を変えることから始めてみましょう。

自分にとっての都合のいい子にしようとしてない?

「なんでこんなことするの?」「どうして言うことを聞かないの?」とイライラしたとき、一度考えてみましょう。
「それって、自分にとって都合のいい子にしようとしてない?」
親が求める「いい子」と、子供が本当にやりたいことがズレていると、反抗は強くなります。
子供の意志を尊重することで、無駄な衝突を減らせます。
子どもの人生の選択権、行動の主権はこどもにあります。
親の仕事は『子どもの選択肢を増やすこと』だけです。
これは、なんでも子供の言うとおりにするわけではなく、「将来の選択肢を増やすために勉強や運動をしていること」
「人間関係の築き方や他者への気遣いの大切さと同時に自分という個人の大切さを知るために学校という場所があること」や
物事の善悪をきちんと教えたうえで「本人に選択させていく」ということです。
ちなみに私は学校という場所にこだわりはありません。
あくまでも「生きていくうえで社会とのつながりは持たざるを得ないことを理解させる」ことが大切だと考えています。
それが学校である必要性はなく、子ども本人が生き生きと前向きに生きていけるコミュニティがあればいいと思います。
学校以外の選択肢がある子とも、教えてあげるのは大人の役割だと思いますよ!

子供との信頼関係を築くには?

反抗期の対応で大事なのは、「信頼関係」です。

・頭ごなしに否定しない
・子供の気持ちを聞く
・無理に解決しようとしない
・自分(親)が正しいと思いこまない
・「反抗期」ではなく「成長期」だと思う

こういったことを少し心がけるだけで、親子関係がスムーズになりますよ!


4.私の体験談


私自身、子供の反抗期に悩んだことがあります。
ある日、「なんでこんなに反抗するの!?」と怒鳴りたくなったとき、ふと「まずは肯定的な相槌を」と思い出し、「そっか、そう思ったんだね」と言ってみました。
すると、子供の態度が少し和らぎ、冷静に話ができるようになったんです。
よく考えたら私の反抗期なんてそれはそれはひどかったので、私の子どもの反抗期は激しくて当たり前だよね、とふと思ったときに肩の力が抜けました。
私の反抗期のころの話をして子供たちと笑ったり、「こういうときない?」とこちらから話を振ることで会話も増えました。(もちろん話せないこともたくさんありますが!(笑))
親が変わることで、子供の態度も変わる。それを実感した瞬間でした。


5.Q&A


Q1:反抗期がひどくて、どう接すればいいかわかりません。

A:まずは子供の気持ちを受け止め、「そう思ったんだね」と相槌を打つことから始めましょう。
どんなに時間がなくても、まずは子どもの話を最後まで聞いてください。


Q2:反抗期の子供にイライラしてしまいます。

A:「これは反抗期ではなく成長期!」と考えると、気持ちが楽になります。
あとは自分の反抗期を思い出してみましょう(笑)!
あの理由もなく親や周りの大人や、世の中すべてにイライラした日々を乗り越えて今があるんですよ。

Q3:どんな言葉がけが効果的ですか?

A:「どうしてそんなことを言うの?」ではなく、「そう思ったんだね」と受け止めることが大切です。


6.まとめ


反抗期は、子供が自分の意見を持ち、成長している証拠。
つい感情的になりがちですが、「まずは肯定的な相槌を」「反抗期ではなく成長期!」という意識を持つことで、親子関係はぐっと良くなります。
子供が反抗的な態度をとるたびに、「この子は成長しているんだな」と前向きにとらえ、親子で一緒に乗り越えていきましょう!

 

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