もくじ
イヤイヤ期の子育て、毎日お疲れ様です!
何を言っても「イヤ!」「やだ!」と振り回されると、
「私だってもういやだ――!」ってなってしてしまいますよね。
でも、実はこのイヤイヤ期、子供の成長にとってとてもとてもとーーーっても大切な時期なんです。
本記事では、イヤイヤ期の子どもたちと触れ合う保育士の視点から、
イヤイヤ期の子供と上手に向き合う方法を解説します。
実際の体験談も交えて、イヤイヤ期を前向きに乗り越えるヒントになれば嬉しいです。
イヤイヤ期は、子供が「自分で決めたい!」という気持ちを強く持ち始める時期です。
この時期は脳の発達とともに自己主張が強くなり、親の言うことに反発することが増えます。
でも、それは決して「わがまま」ではなく、自立心が育っている証拠なのです!
•何でも「イヤ!」と言う:本当は嫌いじゃないことでも「イヤ!」と言うことがあります。
•自分でやりたいのにうまくできない:例えば服を自分で着たいけど、上手くできずイライラして癇癪を起こすことがあります。
•感情のコントロールが難しい:すぐに泣いたり怒ったりするのは、まだ感情を言葉で表現できないからです。
この時期の子供は「自分の意思を尊重してほしい」と思っています。
だからこそ、まずは肯定的な相槌を打つことが大切。
「イヤなんだね」「自分でやりたいんだね」と気持ちを受け止めることで、子供も安心します。
「自分の意志は尊重されている」と感じることで自尊心や自立心が育ちます。
イヤイヤ期の子供と接するとき、まずは子供の気持ちを受け止めることが大切です。
「イヤ!」と言われたら、「そうなんだね、嫌なんだね」と共感するだけでも子供の気持ちは落ち着きやすくなります。
最初の一言を「そっか~」や「そうなんだね~」にして
「じゃあ〇〇ちゃんはどうしたいかな?」と聞いてみることを試してみてくださいね。
拒否的、否定的な言葉かけは余計イヤイヤがひどくなる傾向がありますので
「まずはどんな意見でも一度飲み込む!」ということを意識してみましょう。
つい自分の時間や都合で「早くしてほしい!」と思ってしまいますが、子供は親とは別の個性を持った存在です。
多少時間がかかるかもしれませんが、イヤイヤ期だからこそ子供自身の考えや気持ちを尊重することが大切です。
上手くおしゃべりができない時期なので、選択肢を与えて本人に選ばせるのもおすすめです。
選択肢は2つ3つ程度にしておきましょう。
「静かにしてほしい」「言うことを聞いてほしい」と思うことは当然ですが、
それが「親にとって都合のいい子」であることを求めすぎていないか、振り返ることも重要です。
子供がイヤイヤするのは、自分を表現している証拠。
「いまこの子は自分の意志を持ち始めているんだ!こないだまで赤ちゃんだったのに!成長してるぅ~!」
と思いながら少し余裕を持って見守ることで、親子ともにストレスが減ります。
私も子供のイヤイヤ期には苦労しました。
特に外出先でのイヤイヤは大変で、何度も泣きたくなりました。
でも、肯定的な相槌を意識し、子供の気持ちに寄り添うようにしたら、少しずつイヤイヤが減っていきました。
また、「これは本当にダメなのか?」と考えるようになり、
子供が「イヤ!」と言ったときに、一度立ち止まって「そっか~、どうしてイヤなの?」と聞くようになりました。
その結果、子供の気持ちを「ひとりの個人の意見」として捉えるようになり、親子の関係がより良くなったと感じています。
ちなみに子どもたちはもう19歳と16歳で大きいですが、いまでも「最初の一言は肯定的に」と心がけていますよ!
A:一般的には2歳〜4歳ごろまでですが、個人差があります。うちの娘は10年くらいイヤイヤ期だった気がします(笑)
A:「イヤ!」と言われても感情的にならず、冷静に対応することが大切です。
最初の一言を「そっか~イヤか~」「そうなんだね~」に変えることを意識するだけでお互いに余裕が産まれますよ。
A:環境を変える(外に出る、気分転換する)などの工夫も効果的です。
あとは子どもが落ち着くまで少し離れて見守ることも大切な時間です。
イヤイヤ期は子供の成長の一環。
大変な時期ですが、子供の気持ちを尊重しながら対応することで、親子関係がより良くなります。
「まずは肯定的な相槌を」「子どもは『個人』!」「この子は今まさに成長しているんだ」
という視点を意識しながら、イヤイヤ期を乗り越えていきましょう!
きつい時は託児所やファミリーサポートなどに頼り、自分のリフレッシュ時間を持つことも大切ですよ。